パリでは、築年数の古い建物を都度綺麗に改築して使っている。さらに古いほうが価値がある。築何十年とか何百年とか。日本と違って地震があまりないので、マテリアルも石材が多く、それぞれに彫刻や伝統的な細工がされており、遠くからみると街並みは揃っているが、近くでみると全てが個性的であったりする。
どんなに広い集合住宅でも、呼び名はアパート。(アパルトマン)日本でいうそれとは違い、「私はマンション住まいだ」なんて言ったら、どんなに広大なフロアに住んでいるかと思われてしまうのではないかと思う。笑。
私の友人のアパルトマンは、そうだな多分120㎡くらい。広いリビングルームとダイニング、プラスお部屋が2つ。築年数はまた改めてと調べるとして、モンマルトルの丘の上にある。
モンマルトルはパリで一番高い丘。丘の上のほうは高級住宅街。古くからアーティストや芸術家が愛し、住む街と言われている。ダリダの像や、エスパスダリなど、芸術家の街を感じる見所も多く、かつてはピカソやコクトーもかつて住んでいたらしい。
丘の上に建つ、サクレクール寺院は誰もが一度は写真で観たことがあるであろう、モンマルトルの丘の象徴を言うべき白亜の寺院。ここからは、パリ全体が見渡せるので、いつも観光客でいっぱい。(だから変なものを売りつけようとする人もいっぱい、気をつけて。)
パリ市内には、色々なところにメリーゴーランドがある。コンパクトなもの。これがまた何ともいい景色でとても好きなのだけれど、このサクレクールとメリーゴーランドは色バランスも最高。アメリに出てくるあの場所ね。
サクレクール近くには、芸術家が似顔絵やアートを売っている広場がある。その人たちがどのような人で、どのような経緯でそこにいるのかはわからないし、本業もわからない。観光地化しているので、「ジャポネーズ?こんにちは」と、ちゃんと相手を見て話かけてくれる。
日本の観光地でもよくある似顔絵のお店みたいな感じ?ただ、パリなので(?)日本独特のデフォルメしたカラーのテイストではなく、デッサンという感じ。
日本ではこういうのは描いてもらったことがないのだけれど、モンマルトルの芸術家に日本人はどう見えるのか気になって描いてもらった。笑。凄く素敵なタッチの例があった女性を選んで20分。気がつかなかったけれど、描いてもらう側が道の方を向く。自ずと自分が描かれているキャンバスと自分が観光客側を向くのだ。何人の世界の知らない人のカメラに私はおさまっただろう。一生見ないであろうその人のSNSに、眠そうな私がアップされているんだろうな。
とにかく、石畳と階段の多い地区なので、歩きやすいシューズで行くのが正解。日本人が観光で行く場合、パリではとにかく歩くだろうから、さすがにパンプスでモンマルトルに行くことはないとは思うけれど。ただでさえ、石畳の道が続くパリ市内では、パンプスは疲れる上、きっと溝にヒールがハマると思われます。いつか余裕がある時に試してみようと思っている。
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