な、懐かしすぎるマッチです。
横浜の老舗パン屋さん「POMPADOUR」のカフェのマッチ。カフェ、というより昔はもっと重厚感ある喫茶店でした。
今ほど多店舗展開ではない頃、マッチ記載によると喫茶店は元町店と伊勢佐木町店のみだったようです。よく行っていたのは伊勢佐木町の入り口にあった店舗、深みのある茶系のアンティーク家具の内装だったように思います。
週末に家族5人で行くこの時間が楽しみで、とてもオトナになった気分になりました。確か、小学生ぐらいだった記憶。そしてここの「カフェ・オレ」が大好きでした。コーヒーはもちろんすべてサイフォンで淹れてくれて、オトナはブラックコーヒーで。添えられるミルクもシルバーのピッチャーでちゃんと温めてありました。
カフェオレは温められた大きいカップに席で注いでくれます。先の長~いジョウロのような2つのサーバー(?なんていうのかしら?)にそれぞれミルクとコーヒーが入っていて。
サーブする人の腕は天井に届くくらいまで両手を上げ、そのジョウロの細い注ぎ口からでてくるコーヒーとミルクが途中で混ざり合い、無事にカップへと注がれるのです。
イメージは中国茶の「太極茶道」の感じでしょうか。あんなに先は長くないけれど。。。ミルクとコーヒーを同時に同じ量を入れるのはなかなか至難の業だったと思います。見ているこちらも「こぼすのではないかしら・・」とハラハラ、ドキドキ。でもそのパフォーマンスが見たくてオーダーしていた気もします。
高い位置から注がれるので、絶妙に泡立つのがこれまた美味しい。まだカプチーノなんて日本にない頃です。
今は落ちついた赤色がイメージカラーで定着していますが、マッチはまだ白の時代。でもお持ち帰りの紙袋などは変わらず今と同じ赤いものでした。マッチはちょっと劣化が激しくてスミマセン。。。(モノクロに加工しました。)
時の流れを感じますね。
今でこそ、いろいろなパン屋さんがありますが、その頃はフランスパンと言えば「POMPADOUR」。皮がパリパリ、中はしっとりの生地。
サンドウィッチができるように斜めにスライスして、片側に粒マスタード、片側にマヨネーズ。そこにボンレスハム、シャキシャキレタス、チーズ、を挟んで食べる。やっぱりこの組み合わせ♪
家に遊びに来ていた友人も、母が作るその簡単ランチを今でも覚えているようです。
マッチの紹介が食べ物にどんどん変わってしまうという。。。食べ物に纏わる記憶、私はとても多い気がします。食いしん坊なのですね。笑!
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