「インゲーヤード・ローマン展へ」の記事の第二弾。私も行きたいと思っていたこのインゲヤード・ローマン展。先週行って来たので、続きとしてポストします。
インゲヤード・ローマンは、デザイナーとして世界中で活躍しています。何年か前にIKEAとのコラボで、プロダクトや本を出していましたのでご存知の方も多いと思います。なんとなく、ガラスのイメージも多いのですが、基本は陶芸家。雪深いスウェーデンストックホルムで、繊細でシンプルなデザインの食器や陶磁器を作っています。
彼女の作品は、シンプルで繊細でよく言えば普通にどこにでも馴染むものが多いのですが、ガラスのアイテムは光とのバランスがすごく計算されているようでした。展示も様々な部屋でコンセプトがあるのですが、唯一撮影OKの場所は、ガラスに反射してできる、窓から入る日の光の映り方が幻想的に見える展示バランス。綺麗です。
いやはや、綺麗。
有田焼のこのポット(君枝さん的には急須ね)は、スムースでどこにでも馴染むシンプルなデザインであるのですが、注ぎ口の形などをこだわり、デザイナーとして製作をしてくれる職人さんとのやりとりなど、厳しくも自分の想いやデザインをきちんと貫く強さも見えました。
デザインも陶芸もする私は、個人的にとても彼女のものづくりに対する姿勢に、勝手に共感し、インスパイアされ。笑。だって、お家やアトリエの素敵なこと!
今回の展示は、プロダクト中心でしたが、君枝さんも書いていた彼女のドキュメンタリー映像に私も釘付けです。どこかからこの映像を入手できないものか、真剣に考えています。夜な夜な観たい・・・
それほど、アトリエもご自宅も雰囲気作りが素敵で考えられている暮らし。シンプルなはずなのに、こだわりを感じる物のセレクト。余計なものはないながら、全て洗練されています。
白髪(シルバーヘア)とブラック系のファッションもまた。トータルでモノトーンのスタイリングは、年配になってああいう生活やスタイルを貫けることへの夢や自信も与えてくれます。
だから、できればドキュメンタリー映像と彼女の自宅やアトリエ、デザインしている様子や陶芸をしているところをもっと見てみたいと思ったのでした。
この展示で販売されている本は、残念ながらそこまで暮らしに密着しているわけではなかったのですが、デザイナーとしてのスケッチや、アナログな部分を少しだけ垣間見ることができました。(この画像は販売されている本のもの。掲載NGだったらすみません、ご一報ください。)
2016年にIKEAで彼女の本が販売されていたようなので、持っている方ぜひ譲って欲しいです。笑。
そういうわけで、陶芸やファッション、海外がお好きな方にはおすすめしたい展示会です。あ、映像は日本語訳がなぜかついていませんので、情熱で観てください。
インゲヤード・ローマン展
会期:2018年9月14日~12月9日
会場:東京国立近代美術館工芸館
住所:東京都千代田区北の丸公園1-1
電話:03-5777-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:00~17:00
休館日:月(9月17日、24日、10月8日は開館)、9月18日、25日、10月9日
観覧料:一般 600円 / 大学生 400円 / 高校生以下および18歳未満無料 ※11月3日は無料観覧日
アクセス:東西線竹橋駅1b出口徒歩8分
URL:http://www.momat.go.jp/cg
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