今日は冬至ですね。我が家も毎年ゆず湯に入ります。
幼いころから冬至の夜は「ゆず湯」に入るぐらいですが、「かぼちゃ」を食べるとか、「ぎんなん」や「だいこん」といった「ん」のつくものを食べるといいとか、いろいろありますね。
イランの冬至
イランの冬至は「yalda(ヤルダー)」と言われ、家族や年長者と過ごす時間を大切に持ちます。
「yalda」とは「誕生」を意味し、一年で一番長い夜を「太陽の誕生の日」と考えられるようです。太陽が活力を取り戻し、神様の慈悲が増すと考えられているとか。
赤い果物の「スイカ」と「ザクロ」がテーブルの中心に並びます。一年でもっとも長い夜に明るさや温かさを取り入れる、という意味があるようです。
テーブルの上にはスイカ、ザクロとたくさんのフルーツ、ナッツ類、ドライフルーツなどなど。家族がアップするinstagramの写真にはもりもりとテーブルに並びます。
結婚するまでザクロはジュースぐらいでしかいただいたことがなかったのですが、今ではフルーツ売り場でザクロそのものを見かけるとときどき購入します。女性にも嬉しい果物と言われますよね。
どのように食べるのかさえ今まで知らなかったのですが、やり方を見ていると、半分に切って皮面からパンパンと叩いてタネのような赤い実を取り出しています。(これが正解なのかはわかりません。キッチンはいろいろ飛び散ります。。。)
当たりはずれ(甘味の強弱)の差があり、はずれたときは甘くするために少し塩を振りかけていただきます。少し苦みと硬い芯のようなものがあるので、私はあまり得意ではないのですが、とても身体に良さそうなので私はちびちびといただきます。彼は大きなスプーンでパクパクと一個食べてしまえるぐらいの勢いで食べます。笑。
やはりジュースがいただきやすい。。。
家族で過ごす節目
イランは春分の日を新年とするペルシャ暦。羨ましいほどに節目には、必ず家族そろってキチンと御祝いします。
天文学的に暦を大切にするイランの暮らしを遠くから感じるせいか、私も季節のイベントよりも暦のほうに少し敏感になったように思います。二十四節とまでは言いませんが、二至二分(夏至・冬至、春分・秋分)ぐらいは意識してそのときを大切に過ごしたいな、と考えるようになりました。
次にイランを訪れるのは春分の年越し前後あたりを考えているようです。春分前後にもいろいろな(私には不思議な)イベントがあるのでまた体験できると思うと楽しみです。
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