日本の伝統的な季節行事であるひなまつり。女の子に生まれると、3月3日は桃の節句。5月5日は、端午の節句として、子どもの健やかな成長を願うという行事。我が家は女姉妹なので、端午の節句を家で体験したことはなく、ひなまつりしかわからないということはあるのですが・・・
我が家では2月頃から雛人形を飾り、3月3日にはちらし寿司、ひなあられなどをいただき、ワイワイするイベントでした。雛人形の段が1段しかなかったので、「階段になっていて人形も勢揃いしているセット」を見ると憧れたものです。(大人になってよく考えると、1段はとてもスリムでいいのですけれど。)
自分の雛人形の顔がとても好きで、他の場所でみる人形よりも美しいと、今だに思っています。それほど子どもの頃は、あのお雛様を眺めていたんでしょうね。でも、大人になってからは、すっかり「ひなまつり、ウキウキ」のその感覚は抜け落ちてしまいました。雛人形も実家に置いてきてしまったし。
雛人形を3月3日過ぎてもしまわないと、婚期が遅れると言います。オフィシャルか都市伝説かは不明。我が家は、結構ずーっと出てましたね。「早くしまってくれないかね」と思っていました。子どもの頃。
幸い、妹の子が女の子だったので、何も考えなくてもひなまつりが体験できるようになりました。昔と変わらず、おいしいご馳走と家族の笑顔で集います。ただそれだけなのですが、やはり季節行事に参加できるのは気持ちがいいというか、とにかくいいものです。
そう、わたしはお呼ばれするだけの人間です。可愛い姪を眺めてご馳走をいただく。本当ありがたい〜。ありがたや〜。
将来はあの雛人形をうちに持ってこようかな。
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