先日、イランでの結婚式体験について書きました。
前回の記事はこちら。
「Wedding in Iran Vol.1」
あれこれ準備が整い(と言ってもその準備期間はほんの3日ほど・・)、いよいよ式当日。朝一で私はヘアメイクサロンへ。1LDKぐらいの間取り、マンションの1室に、たくさんのメイクグッズとシャンプー台のようにリクライニングする椅子が並びます。緊張していて、その様子は写真に撮って来なかったな。。
一度、事前打合せに訪れましたが、アシスタントさんっぽい雰囲気の方と打合せ。髪の長さが足りないので、付け毛を用意してきて、とのこと。あと装飾用の造花を。前日にそれを購入しておきました。
完全予約制のサロンなので、私一人。付き添いに姪っ子ちゃんが来てくれましたが、待てど暮らせど誰も来ない・・・。
はい、遅刻。
滞在3か月目のこのころには時間のルーズさに慣れてきていて、もうまったく焦らない。
1時間ぐらいして、やっとオーナーが来たかと思ったら、ちょっと不機嫌そう。。。しかも臨月の妊婦さん。
はじめまして、なんですけど~~~、不機嫌。どう見ても私より年下、でもどこから見ても私より貫禄があり、とても偉い感じがする。気でも負けている感じ。
まあ、とりあえず早くやってもらわなくてはならないので、文句も言わず(言えず)リクライニングの椅子へ。
何をどうされるかまったくわからないまま、倒されたリクライニングの上で顔をいじられること1時間。。。
はい、できたわよ~~と言う感じに椅子を起こされて鏡を見ると・・・・
げ、げ、舞台「キャッツ」の一員になれるぐらいの濃ゆい顔がそこにありました。普段からいまいちメイクしがいのない私の平坦な顔、こんな立体的になるものなんだ、と人生初の濃厚メイクをしていただきました。(写真はここには残せない!!)
肌の色がわからないぐらいのドーラン?(←初体験)、バチバチのつけまつげ、2倍ぐらいの厚みになった唇。
恥ずかしさと、うわあああ~~~こんな顔になるもんなんだ。。。という驚き。
笑うでしょう、みんな。。。と思って帰宅すると、みんな大喜び。一応、彼も。。。
やはり女性としてはこのぐらいにならないといけないものなのでしょうか。。。髪は付け毛でなんとか結い上げ、フェイクの胡蝶蘭を付けて完成。マダムのような髪型になりました。
振袖を自分で着付け、ムービーを撮影されながらアクセサリーを付け、コーランに夫婦の誓いをして車で会場へ。
とその前に、フォトスタジオへ寄ったのでした。
撮影用の背景シートがいろいろあり、グランドピアノやハープなどの楽器も置いてあるのでさまざまなシーンで撮影できます。結婚式が終わるころまでに、撮影した写真は大判(おそらくA1サイズ)に印刷され、木枠のボードになって式場に持ってきてくれます。それ以外にもポストカードサイズが10枚ぐらい。後ろが壁掛けできるようになっているので、彼の兄弟に配り、私も1枚日本へ持ち帰りました
5パターンぐらい撮影したような記憶があるのですが、私の手元には届かず。2年後にもらいに行ったら会社はつぶれてしまったようでした。泣
この時点ですでに夕方に近い時間。イランの夜は長いので、遅れていることを誰も気にする様子はありませんでした。たぶん。
いろいろ思い出されてきたので、Vol,3へと続きます。。。
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